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新聞のコラム

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毎朝、新聞3部に目を通します。

メインは中日新聞であとは信濃毎日新聞と地元の市民タイムス。

前は新聞を読んでもさっぱりだったけど、

解らなくても読んでいれば解るようになると言われて

根気よく読むようになりました。

市民タイムスという小さい新聞で毎日違う方(市民)が250字程度のコラムをよせるリレーコラム、

12日のコラムがとってもかわいい話でしたのでご紹介します。


『 冬のお風呂 』 はまみつを(童話作家=塩尻市)
またひとつ年をとったせいか、近頃何もかも面倒くさくなり、最低限の生活をしている。
だからといって、お風呂くらいは入らなければいけない。
が、このお風呂に入るということは、私のとって大変やっかいな仕事なのだ。
私は世にいう無精者で、だからよほどの決断がなければ入浴できないときている。
私の好きな童話に、大根さんと人参さん、それにゴボウが銭湯にいったという話がある。
そこで、大根さんは洗ってばかりいたので白くなり、
人参さんはお湯につかってばかりいたので赤くなり、
ゴボウは遊んでいたので汚れたままでした。
といって浮かんでくるのは、フルチンで手桶をピラミッド形に積み上げ、
遊びほうけている姿だ。
私はこの“さん”づけされない汚れたまんまのゴボウが大好きで、
だから無精者になったのだろうと言われれば、なおのこと嬉しくなるほどのファンなのだ。
けれど、ゴボウでは人間として生活していけない。
やっぱりお風呂に入り、大根さんのように洗い、人参さんのように
温まらなくてはいけないのだ。
ところが冬のさなか、いざお風呂に入るといって全裸となり
ゴボウのような老骨にしみる寒さほど辛いものもない。
いったい、寒さ知らずで湯船につかる方法などないものか。
風呂場に暖房を入れればという話も聞くが、
我が家の狭い浴室には無理だ。
ならせめて洗髪、ひげ剃り時の寒さをしのぐことは出来ないものか。
もともと風呂とは全裸となってはいることを当然としている。
私もそのことは70年来かたくなに守ってきた。
それなのに、あるまいことか、その御法度を破り、下着のまま浴室に入り
ひげ剃り、洗髪を済ませてから下着を脱ぎ湯船に入ってみた。
下着はどのみち洗濯機に入るのだから、後先のちがいで、濡れて何の不都合もない。
とこれが何とも快適で寒さ知らずで無事、入浴をすますことが出来た。
あの地獄谷の猿たちも湯舟につかるに何年もかけたというが、
私も下着のまま風呂場に入るのに76年とかかった。
この世にあることが、この世で解決されないはずがない。
私もこの世にあるうち、まさかと思った冬のお風呂もみごと克服することが
出来たのだから。



このゴボウの話が何ともかわいい。

確かに信州の寒さはお風呂に入るずくをなくす。

こんなコラムや、地元の田んぼに白鳥が大量飛来したという記事がトップを飾ると

何だか穏やかな気持ちになるし、この新聞は季節をしっかり感じることができる。

新聞のサイズもタブロイド判というのも何だかシックリします。

どこか他の地方の超地元紙も読んでみたいな、なんて思っています。

誰か送ってください~







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